これがダメでも次があるよ
こんにちは。上村です。
かつての僕の知り合いに、こんな人がいました。
恋人と自宅で二人きり。
普通は嬉しいはずです。
ところが彼は、「早く一人になりたい」と思うらしい。
二人でいることが苦痛になるのです。
といっても、相手のことはもちろん好きです。
「一緒にいたい」という気持ちは強い。
にもかかわらず、いざそうなると不安になってしまう。
複雑です。
その人は、二人でいて場が持たないことを、過度に気にしてしまうのですね。
恋愛だけではなく、人付き合いそのものが苦痛になることもあった。
このような心境になることは誰にでもあることですが、これが極端になると「〇〇恐怖症」のようなことになることもあります。
例えば、「コミュニケーション恐怖症」みたいなものがあります。
これは、会話の得意不得意とは関係はありません。
自分自身でそう思い込んでいるのです。
別に、会話が苦手なくらいたいした問題ではないのですが、過度にそれを気にしてしまう。
結果、人との会話に必要以上の恐怖を感じてしまうのです。
話はそれますが、僕はかつて「カラオケ恐怖症」だった。
「今日はカラオケだ」みたいなことになったら、突如血圧が上がったような気がする。
嬉しいからではなく、苦しいから。
カラオケで熱唱している人を見ると、あまりに自分との違いに愕然としました。
それはともかく、人それぞれ、さして意味がないのに「怖い」と感じることがあるかもしれません。
では、どうしてそんな状態が生まれてくるのでしょうか?
例えば、「会話が怖い」について考えてみましょう。
そんな人は過去に、
会話で「恥ずかしい経験」をしたことがあるのかもしれない。
普通の人なら忘れてしまうことも、その人にとっては忘れられない。
ことあるごとに思い出して、自分にブレーキがかかってしまう。
人と話をします。
いつも会話がぎこちない。
なので、ついリキんでしまって、ますます変なことになる。
すると、
「不快感を与えてしまったのではないか」
と不安を感じてしまう。
その相手と、普通に接することができなくなるのです。
しかし、これはまだ限定的。
この失敗(別に失敗ではありませんが)を、
単なる一つの失敗ではなく、「普遍的な失敗」ととらえてしまうのです。
その相手だけではなく、すべての人に対しても、同じように考えてしまう。
「失敗したくない」「絶対イヤだ」「ホントにイヤだ」
と思う。
しかし皮肉なもので、「失敗したくない」と念じれば念じるほど、
体が強直してしまって、余計に失敗してしまうのです。
スポーツ競技で、練習はいいのに、本番で結果が出ない選手がいます。
失敗を恐れるあまり、実力が発揮できないのです。
我々の日常でも、こういうことはあります。
「この関係が失敗したらもうダメだ」と思えば思うほど、うまくいかなくなってしまう。
なぜなら、気持ちが硬直してしまうから。
極めて視野が狭くなっています。
視野が狭いと、ものにぶつかりやすくなるようなものです。
そうならないためには、
「これがダメでも次がある」と思うことが必要です。
思うというよりも、実際そうなのですから。
失敗を恐れるのはなぜか?
それは、「失うことが怖い」というがあるからかもしれません。
しかし、失うこともあって、得ることもあるのが人生です。
もし得ることばかりだったら、得る意味もなくなるし、有難味もなくなります。
長い目で考えれば、失うこともまた、得ることの一つだと考えることができます。
前に進もうとしているからこそ、失敗もするものですから、気にしてはいけない。
誰でも失敗はします。人間だからです。
順調そうに見える人も、それはそう見えるだけで、実際は数多くの失敗をしています。
それもまた、自分の糧になっています。
すべてのことから「明るいもの」を見つけていくことこそが、必ず状況をよくしていけるのです。
・今回のまとめ
前に進もうとしているからこそ、失敗もします。
失った後には、得るものがあります。
失敗を怖がらなくなれば、必ず道は開けていくでしょう。
あなたが「愛の弱者」だと思うなら、
あなたは誰よりも「愛の強者」になることができます。
その秘術を書いたものです。
ここで書いてあることを、そのまま実行すればいいだけです。
あなたが、恋愛や人間関係で「愛されない」と悩んでいるなら、たった二つの真理を知るだけで、それは解決します。
1.追いかけるのをやめる
今すぐ、「真理」を知ってください。